会長あいさつ

南風原町観光協会
会長 照屋盛夫


 南風原ってどんなところ?

 南風原町は、沖縄本島南部島尻地区のほぼ中央に位置し、島国県である沖縄の中にあって、唯一海に面していない場所です。沖縄県が琉球王国と呼ばれていた昔、王都であった首里に隣接し、いにしえの時代より首里と島尻をつなぐ交通の要地として、人や物の往来が多くあった場所なのです。
 しかし、光あればかならず影があるもの。交通の便に優れた土地柄は必ずしも良いことばかりではありませんでした。昨今の沖縄ブーム、観光産業県沖縄の中にあってなお、「南風原は那覇から南部へ向かう通り道」というイメージが定着し、町外の人はもちろん、町内の人にも「観光地のない町」という認識が強くなってしまいました。

 誕生!南風原町観光協会
 しかし南風原町の持つ魅力は、決してゼロなどではありません。
 南風原町は、琉球王府公認の伝説や伝承が豊富な地域であり、各字で継承されてきた芸能が盛んな地域であり、琉球かすりの生産が盛んな伝統の業が光る地域であり、先の大戦の戦跡を全国で初めて文化財とし平和発信を積極的に行ってきた地域なのです。知れば知るほど奥深く、飾り気のない、沖縄らしさが薫る町です。
 観光のない町といわれていても「観光地がなければ探そう、それでもなければつくろう」という心持ちで、平成25年4月から南風原町観光協会が発足しました。発足してまだ間もない団体ですが、地域の魅力を、地元の方とともに考え、掘り出し、発信していく活動を中心に、町行政と連携を取りながら、スタッフ一堂がんばっています。
   地元の方と一緒に考えるから、南風原をもっと良くしていける。
   地元の方と一緒に掘りだすから、南風原がもっと好きになっていく。
 工房主の織物に対する想いを聴きながら巡るかすりの道あるき、地元の方と共同して行う沿道の植栽活動、南風原の特産野菜・南風原美瓜(はえばるびゅうりー)を広めるためのダンスチーム「Beaury’s」の活躍、南風原に生家を持つ脚本家、金城哲夫氏の生誕75周年祭など、地元の大人・子どもたちと一丸になって、さまざまな活動を行ってきました。
 わたしたち南風原町観光協会の、この想いが、南風原に住む方々に、南風原を訪れた人々に伝わるように、これからも励んでいきます。