南風原ふるさと名人活用促進展が開催されました。

2015年9月17日 カテゴリ:新着情報

 9月15日(火)から南風原町役場ロビーにて、三日間開催された「南風原ふるさと名人活用促進展」は、17日、無事に閉会しました。 

 南風原ふるさと名人制度の周知と登録・活用促進をねらった当イベント。展示と同時に、名人達による実演が多彩な内容で繰り広げられています。

 会場の都合上、準備期間が短かったのですが、作品が素晴らしい、という感想がいっぱいで、名人制度が地域活性になって素晴らしいという声もきかれました。

 名人の実演の場では、多くの方が集まり、名人の技を手ほどきしていただき、たいへん喜んでいただきました。

 1日目は、シーサー作り実演(仲村渠哲夫)の他、歌三線(野原廣信)、島そうり彫り(松田かなえ)、折り紙(知念洋子、喜友名愛子)、絵手紙(西原正幸)の実演がされました。

 2日目も、癒書(のはら恵子)、歌三線(野原廣信)、ソープカービング(神里ヨシ子)、POP作り(辻慶子)、紙芝居読み語り(新垣正宏)と色とりどり行なわれました。


 

癒書と歌三線のコラボという、とても斬新な試みで、迫力のあるシーンを見せてくれました。
野村流古典音楽保存会に所属する野原さんは、カンカラ三線、板張り三線、プリント布張り、愛用の蛇川張りの三線の音色弾き比べのほか、組踊りで弾かれる歌を解説付きで実演しました。

 3日目のPOP作り実演では、城間町長も楽しそうにデコカッターで貼れパネを切る体験しました。初めての体験でこんなにスムーズに切れる町長はセンスがあると、名人の辻慶子さんが驚いていました。

 紙芝居読み語り名人の新垣正宏さんは、新作の手作り紙芝居「飛び安里」を二日間読み語りました。その他に、「うさんしー」「本部満名」等の読み語りに、地元の方々は、うなずいたり、意見を言い合ったりと、わがシマの昔語りに喜んでいました。 最 後の実演は、仲本明光さんによる「しまくとぅば語り」で、しまくとぅばを守ることの大事さを語り、しまくとぅばによるなぞなぞ等でもりあがりました。


 


 

   

今回の南風原ふるさと名人活用促進展は、名人達がはりきって参加し、会場設営から会場見守り当番、実演、そして会場の片付けを積極的にやってくれました。まるで、学園祭を楽しむ若者のようなお顔をしていたのが嬉しくて、とてもほのぼのとさせてくれました。 ふるさと名人の皆様、お疲れ様でした。