30年ぶり!組踊「本部大主」
1983年の組踊「本部大主」の復活上演から早30年。眠ったままになっていた組踊りの再演を望む声が多くの区民からあり、それに応えるべく今年の上演が決まりました。今年の3月から練習に取り組み、9月21日の上演が近づいてきた今、その仕上げに余念がありません。指導には国指定組踊保持者の金城清一先生と砂川美鈴さんが熱心に取り組んでいます。組踊「本部大主」は南風原町立中央公民館にて上演、入場無料となっておりますので皆様お誘いあわせの上、ぜひご来場ください。
組踊りとは?
1717年、中国から琉球王国への使節団「冊封使」の歓待のため玉城朝勲という人によって作られ、首里城で上演されたのが始まりです。それからは様々な人によって作られ、現在でも多くの作品が研究所や村々で上演されています。組踊りは身分によって唱え方が変わり、歌三線にのせて物語が展開される最古の古典劇です。国指定重要文化財・ユネスコ世界遺産に指定されており、沖縄の誇る文化といえます。
組踊「本部の大主」あらすじ
本部大主は北山城を夜襲火攻めにして按司(地方の支配者)を殺し、「北山の世の主」と名乗るほどの勢いを誇っていました。かろうじて城から逃げのびた按司の長男・金松(若按司)は幼い妹の思鶴を連れて、親の仇討ちのため国頭に出張している味方の頭役・謝名大主の力を借りようと訪ねることに。道中、幼い妹を置き去りにしながらも謝名大主に巡り合えた若按司は、謝名大主や臣下と共に本部大主を討つべく策略を立てるのでした。
練習風景
新聞でも取り上げられました
沖縄タイムス 9月13日 朝刊にて
主催:組踊「本部大主」上演実行委員会
電話:098-889-6603
日時:平成25年9月21日(土) 15:00~
会場:南風原町立中央公民館