【文化センター企画展】「検証4.28」がちまや~のうちあたい
平成26年4月19日から南風原町文化センターにて展示されている『「検証4.28シリーズ」がちまや~のうちあたい~長寿転落と食生活の変遷~』について紹介します。
1952年4月28日に発効したサンフランシスコ講話条約により沖縄は日本と切り離され、1972年の本土復帰まで米軍統治下の時代を歩むことになりました。
南風原文化センター毎年恒例となっている「検証4.28」企画展は、この4月28日を多角的に検証し、戦後の沖縄を見つめていく趣旨で行われています。今年は沖縄の男女長寿県1位からの転落、若年層の生活習慣病増加など社会背景を踏まえて文化センターと南風原町保健福祉課健康づくり班が手を組み、「がちまや~のうちあたい(食いしん坊の内省)」というタイトルで実現しました。アメリカ統治下時代において劇的に変化した「戦後沖縄の食生活の変化」にスポットをあてた内容となっています。
戦後沖縄の歴史をひも解き、「那覇にアイスクリーム屋さんができたのはいつ?」「本土に先駆けてファストフードが沖縄にできたってホント?」といった沖縄全体の動きから「県内ではじめて完全給食を実施した南風原中学校」や「南風原にはじめてコンビニができたのは何年前?」と南風原に訪れた人でも、南風原に住んでいる人でも思わず「へぇ~」とうなずいてしまう、内容盛りだくさんの戦後年表があります。
戦前戦後の食事内容の変化や、中学生平均体格の比較表から、豊かな食生活の果て、知らず知らずの間に失いつつある大切なものを感じ取れる内容となっています。「食が体をつくっていく」ということを再認識させてくれる企画展。ぜひ訪れて「うちあたい」してみてはいかがでしょうか?
{mosmap address='沖縄県島尻郡南風原町字喜屋武257番地’|text='南風原文化センター'}