ユニークな獅子舞の踊りや奉納行事
(上の写真は首里城祭で演じられた宮平の獅子舞)
宮平地区では宮平シーサー館(字宮平785‐1)で9月21日午後5時からの敬老会の後、「十五夜まつり」の中で演じられ、親獅子と子供獅子の計7つの演目を予定しています。『南風原町史第6巻 民俗資料編』では、その特徴を次のように述べています。
「宮平の獅子舞の舞方は(中略)7種類ある。その中でも、カクジシリーと猿手は高い技術と強靭な体力を要求され、見応えがあるので最後に演じられた。各舞方に共通する技である『三方』は、獅子が上を向いたままの姿勢から急に早く歩み前方に跳び、獅子頭を前肢の間に入れて、すぐに上を向き獅子頭を突き出し、元の姿勢に戻る。以上の動作を正面、右、左の順にスピーディーに行う。『三方』は宮平独特の技であり、演技の始めと終わりに取り入れられる」
神里地区では「シーサーケーラシー」と呼ばれる獅子舞の奉納行事を9月12日~17日に実施します。12日と17日は午後7時ごろから公民館(神里構造改善センター)を出発し町内を拝んで回り、13日から16日まではお宮(上ノロ殿内)で奉納行事を行います。詳しくは公民館(098‐889‐4428)へ問い合わせてください。『南風原町史第6巻 民俗資料編』では「シーサーケーラシー」について次のように説明しています。
「子どもらが(今は区長はじめ字の役員ら)シーサーをかぶり、獅子を預かっている<田本>から<仲門>、<世理>、<新屋>、<野呂殿内>を拝んで、庭で反時計回りに三回ずつ廻り、お宮(上ノロ殿内)まで行く。各宗家では酒や食べ物を用意して待っており、獅子に拝みをして、酒を頭につけてやる。獅子頭を通して中にいる人に飲み物やお供えを食べさせたりする」
(上の写真は観光協会のまち歩きツアーで神里のシーサーを見学したときのもの)