黄金森公園の月桃
月桃は沖縄ではサンニンとも呼ばれており、毎年4~6月に美しい花を咲かせます。白いつぼみの先が薄いピンクに染まっているのが桃に似ているので「月桃」と名付けられたとの説があります。
熱帯~亜熱帯の植物で、清涼感のある香りが特徴です。沖縄では民家の庭先や公園など各地で自生したり栽培されたりしています。

「ムーチー」の行事に欠かせない月桃
抗菌・防腐・消臭の効果があることから、胃腸の薬とされたり虫除けに使われたりと、古くから沖縄の生活に深く結びついてきました。
旧暦12月8日に行われる冬の行事「ムーチー」では、月桃の葉に餅(むーちー)をつつんで蒸しあげたものを家族みんなで食べます。蒸すときに月桃の葉の香りが広がり、厄を払い家の中を清めるとされています。


黄金森公園で咲く月桃の花
南風原町内なら5~6月ごろに黄金森公園で確実に見ることができます。公園内のあちこちで自生していますが、とくに沖縄陸軍病院 南風原壕群20号の入口周辺には月桃が集まっているエリアがあります。
春の沖縄旅行で月桃を見たいというかたは、ぜひ黄金森公園へおこしください。南風原文化センターや沖縄陸軍病院跡での平和学習とともにおすすめします。




名称 | 黄金森公園の月桃 |
住所 | 黄金森公園(南風原町喜屋武697)内の沖縄陸軍病院 南風原壕群20号 周辺 |
期間 | 4月~6月ごろに開花 |