龍蛇が火を噴く!『兼城(かねぐすく)』の綱曳き
南風原町で脈々と受け継がれてきた伝統の行事に、綱曳きがあります。
同じ町内にありながら、字(あざ)によって綱を寄せる時間や用いられる装飾品、綱を引くスタイルもバラバラ。
今回はその中のひとつである『兼城(かねぐすく)』の綱曳きを紹介します。
南風原十字路がある字兼城。真南風之御嶽や町指定文化財の印部土手石など、多くの史跡が残っていたり、揚竹田や舞方棒などの伝統芸能が盛んな地域でもあります。
そんな兼城の綱曳きには他では決して見ることの出来無い、龍蛇をかたどった「ジャー」という用具が用いられています。このジャーから色鮮やかな火の玉が放たれることで、兼城の「災い」・「ケガレ」を焼き払い、清めるという意味が込められています。
ジャーから放たれた火の光に染まりながら旗を振る姿は、思わず魅入ってしまうほどの力強さです。
7月22日に開催される「南風原町綱曳きツアー」では、兼城の綱曳きも含め、南風原町の3つの地域の綱曳きを楽しむことができます。地域の特色を探しながら南風原町を巡ることで、新しい南風原の魅力を発見できるかも。
「南風原町綱曳きツアー」の詳しい内容はこちらから→http://www.haebaru-kankou.jp/news/announcement/223-tunahiki.html