【WEB版】津嘉山の綱曳き

2020年9月4日 カテゴリ:南風原の綱曳き

津嘉山の綱曳き

 津嘉山の綱曳きの歴史は古く、約650年前から続いている伝統行事と言われております。毎年豊年を祈願し、旧暦6月26日に開催されています。

 かつての津嘉山は稲作が盛んで、「琉球王府の台所」といわれたほど琉球王朝からの信頼が厚く、尚敬王(しょうけいおう)時代には地域のシンボル的な旗である旗頭(はたがしら)を東西各1旗、御拝領しました。その旗頭は綱曳き行事の際に披露され、東の一番旗の「國泰」、西の一番旗の「太平」という文字と装飾は、ずっとそのまま守り継がれています。
 津嘉山の綱曳きは、東(アガリ)と西(イリ)から旗頭を先頭に、王府の首里から習ったといわれる伝統的な打ち方が継承された鉦鼓隊(ソーグタイ)が続き、スネーイを行いながら、津嘉山小学校敷地内にて綱曳きが行われます。

 

鉦鼓隊(ソーグタイ)

 

カナチグチガーエー

 

綱寄せ

 

綱曳き

 

綱曳き棒