好みの模様を選び絣織りに挑戦!
かすりの道歩きや工房見学も
8月24日、「絣コースター織り体験と工房見学のまち歩きツアー」を実施し、5人が参加しました。参加者は琉球かすり会館でまず絣コースター作りに挑戦。自分の好きなデザインを選び織り機の前に座りました。足を使いながら手で糸を通し織り込む作業に最初、戸惑っていましたが、会館スタッフらのアドバイスを受けるうちにコツを飲み込み、次第に浮かび上がるデザインに顔をほころばせていました。完成すると自作の絣コースターの手触りやできばえを味わっていました。
会館を出てガイドから絣の歴史について説明を受けた後、「かすりの道」を散策しました。途中、付近に生える植物を観察したり壁面に描かれた絣の図柄模様に目をとめたりしました。イジュンガー公園では、絣の染料に使われる樹木が植えられていることから、これらがどのように利用されるか学びました。丸正織物工房では、経験を積んだ職人による織りを見学し、作業の具体的な手順や完成した製品の特徴などを教えてもらいました。最後に琉球かすり会館に戻ってアンケートを記入し解散となりました。
アンケートでは以下のような回答が寄せられました。
〇コースの中で良いと思った箇所について
・今まで興味はあったが、なかなか1人では見学に行きにくい所(会館、工房)を体験できてよかった。
・かすり会館での体験もまち歩きも工房も全部よかった。
・工房
・工房での見学が楽しかった。
・かすりについて学べた。
〇ご感想・ご要望について
・工房の方の実演をしながらの説明、伝統を次の世代へつなげていく心構えなどを詳しく聞けてよかった。
・織りを体験することによってその大変さを理解し工房に行き話を聞いたので、絣のすごさが分かりました。伝統を維持・継承していくことは大変ですね。
・作り手が減っている現状をお聞きできてよかった。伝統をつないでいく難しさ、絣の素晴らしさがわかった。
・染色の木が本部の公園に植えられていることを初めて知りました。とてもよかったです。