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『金城哲夫のふるさと 沖縄・南風原町脚本賞』受賞発表

金城哲夫のふるさと 沖縄・南風原町脚本賞

『金城哲夫のふるさと 沖縄・南風原町脚本賞』は平成28年7月7日(木)より募集が始まり、平成28年10月31日(月)に応募を締め切りました。全部で36作品のご応募をいただき、うち沖縄県内からの応募21作品、県外からの応募15作品でした。
厳正な審査が行われ、金城哲夫氏の命日にあたる平成29年2月26日に3作品が受賞作として発表されました。
今回の脚本賞が、金城哲夫に続く新しい才能の発掘につながることを期待します。受賞作については出版や舞台化などを進めて普及を図ります。

『金城哲夫のふるさと 沖縄・南風原町脚本賞』受賞作
名前住所年齢職業・学歴作品タイトル
大賞山中 基義兵庫県51歳自営業星空の秘密
佳作宮城 淳沖縄県那覇市63歳小学校非常勤講師妖火日(ようかびー)
佳作近本 洋一沖縄県中頭郡北中城村41歳作家鉄ぬ世(くろがねぬよ)

募集要項

締め切り 2016年10月31日(月)当日消印有効
賞金 大賞 50万円(1点)
佳作   10万円(2点)
募集内容 沖縄を題材にした作品を募集

 

  • 日本語又はウチナー口による『沖縄を題材』としたオリジナル作品。時代背景・フィクション・ノンフィクションは問いません。
  • ジャンルは台詞劇とし、一般が広く上演できるものとします。
主催 一般社団法人南風原町観光協会
共催 南風原町、南風原町教育委員会、南風原町商工会
後援 沖縄県、一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー、公益財団法人沖縄県文化振興会、株式会社沖縄タイムス社、株式会社琉球新報社、琉球放送株式会社、沖縄テレビ放送株式会社、日本放送協会沖縄放送局、琉球朝日放送株式会社、株式会社ラジオ沖縄、株式会社エフエム沖縄、沖縄ケーブルネットワーク株式会社(※順不同)
協力 株式会社円谷プロダクション
一般社団法人南風原町観光協会
円谷プロダクション
同時開催「円谷プロダクションクリエイティブアワード 金城哲夫賞」新しい映像作品の企画・脚本を募集します。

講評

審査員による講評
真喜屋 力(審査委員長)

「星空の秘密」が受賞した最大の要因は、登場人物の魅力と、舞台ならではの奇想天外な構成にあります。この人たちに会ってみたい、こんな展開を舞台で観たい。そんな魅力がきちんと描きこまれている。傑作というのはそういった要素の中に、きちんとテーマが仕込まれている時に生まれるものだと思います。
逆にいうと、惜しくも落選した作品の多くは、思いついた物語の仕掛けやトリック、あるいはテーマ的なセリフを発するのに一生懸命で、登場人物がただの道具のようにしか見えない作品が、意外と多かったと言えるでしょう。
登場人物を描き込めれば、観客は彼らに感情移入するので、ちょっとした喜怒哀楽でも、いっしょに心を揺さぶられることになります。また「星空の秘密」のように、途中から全く別のジャンルに変わってしまう急展開でも、登場人物のその場その場の反応が一貫していれば、驚きはしても違和感は感じないものなのです。と、そんな物語作りのセオリーを改めて確認できました。

とはいえ「星空の秘密」にも大きな欠点はあります。それは土地勘のないことがバレバレの無理のある設定です。しかし、物語の主要な要因ではなく、舞台化する上での改変を前提にすれば無視できる範囲ではありました。
同様に落選作品の中には、歴史的考証ができていない作品も多く、そういった作品はテーマは良くても、まちがった文化を後世に残すことになるため、選ぶ側としても用心せずにいられません。歴史を扱う場合は「鉄ぬ世」のような、どこか異世界の物語になっていることも、違和感なく見せるには重要な方法論かもしれません。
今年は36作品と、前年をはるかに上回る応募作が集まり、選びがいのある年でした。来年以降もチャレンジ精神のある素晴らしい作品が、より多く集まることを期待しております。

富田 めぐみ(審査委員)

幼い頃に熱狂したウルトラマンの作者である金城哲夫の名を冠した脚本賞の審査員を仰せつかり、嬉しいのと同時に身の引き締まる思いでした。金城哲夫作品は、豊かな大衆性で人気を博しましたが、根底には愛、友情、人間の愚かさ、自然との関係・・・など深いテーマが忍んでいます。子ども向けのエンターテイメントという枠におさまらない作品だったからこそ、多くの人々に愛され長く心に残っているのでしょう。金城哲夫の功績を讃え、彼に続くクリエイターを発掘し育てることが本賞の目的です。彼が挑み続けた「深く人間を描きながら、エンターテイメントとして楽しめる」そんな目線を核にして選考に臨みました。

応募作全体や入賞作については他の審査員も触れているかと思うので、私は特に印象に残った作品「妖火日(ようかびー)」について書くことにします。近未来のどこかの島という設定になっていますが、今の沖縄を表していることは明白です。少々風刺が効きすぎてるところもありますが、様々な困難を笑いに昇華し表現してきた沖縄らしさに溢れています。読んでいると、舞台の大先輩から聞いた話を思い出しました。

戦時中はウチナー口を使う事が制限され、戦意高揚へつながるような芝居を強要されていたそうです。しかし、そんな中でも人々が求めるものを舞台人は届け続けました。慣れない日本語台本を書き、厳しい検閲にもめげず、上演中に監視役が抜き打ちで来ると、「マヤー(猫)が来た!」と誰かが舞台に知らせて踊りに切り替え、いなくなると再び芝居を上演する。そんなことを繰り返していたのだそうです。苦しい生活の中で、人々は芝居を欲し、舞台人たちも命がけで舞台に立っていたのです。芝居は人々の暮らしになくてはならないもので、心の支えとなっていました。

のど越しのよいものが好まれる昨今、舞台や映像の世界でも難しい話題は避けられ、わかりやすいものが量産される傾向にあります。消費されていくだけのエンターテイメントが溢れる中、「妖火日」をはじめとして、ユーモアに包まれた骨太の作品を書く意思と術を持った劇作家がいることに大いに感銘を受けました。一見豊かに見える現代ですが、満たされない心を持つ人々は少なくないと思います。今に生きる人に寄り添い、励まし、鼓舞するような芝居を届けていく使命が私たちにはあります。そしてそれを実現できる才能が放つ光を、本賞を通して確かに感じることができました。

嘉数 道彦(審査委員)

観客や視聴者を圧倒するほどのパワー溢れる作品の中に、弱者の視点や様々な問題提起が盛り込まれた魅力的な金城哲夫作品。そんな作者にあやかって、出身地・南風原の地から、新たな戯曲を誕生させようという画期的な企画に携わることができ、私自身、多くの作品に出会うことが出来ました。ありがとうございました。
作者自身の内に秘めたテーマを、どのように観客席へ伝えるか、それは決して容易なことではありません。今回、あらためて、感じさせられました。読み物としてではなく、生身の人間が演じ上げ、観客席と共に感動を創り上げることは、戯曲の完成後、様々な力を得た上で、舞台へ上げられることになります。金城哲夫という作者は、テレビドラマ、沖縄芝居、演劇など各ジャンルの特性を熟知した上で、実に様々な脚本を手掛けており、それがいずれの場においても功を奏したといえると思います。今回は、舞台での上演という前提のもと、審査を進めましたが、舞台作品としてではなく、映画やテレビドラマとして具現化すれば、大変素敵な作品に仕上がるであろうと感じる作品も多くありました。
「星空の秘密」は、自然とストーリーに惹きこまれていく強さを持ち合わせた作品でした。それは単純なようですが、大胆・斬新ということ以上に、実際はかなり難しいことかもしれません。二人の中学生を軸に、沖縄の過去、歴史を扱いつつ、重くなりがちな内容もそう感じさせることなく、主要な登場人物、個性豊かな人物を、県外出身として複数おくことも、物語を膨らまし、幅広い観客層に受け入れやすい設定となっていると思います。南風原、沖縄から発信する一作品として、沖縄の風土、文化をさらに良い形で取り入れ、工夫を重ね、舞台化されることを望みます。
沖縄の様々な地域性、多様な文化の要素を踏まえた上で、随所にその面白さをユーモアたっぷりに散りばめつつ描いた「妖化火」。個性的な着眼点の面白さを残しつつ、舞台化にあたっては、演出的な視点を交えて構成を含め練り直しを図ることで、新たな沖縄芝居の可能性を見出す演劇になると感じました。
タイムスリップ、過去と現代の行き来という設定は、今回他の作品にも多く見られましたが、「鉄の世」では、石器時代という時代設定、軸となるキジムナーの存在、その描かれ方が秀逸だと感じました。テレビや映画等の視覚的な演出手法でなく、舞台演劇としての表現に焦点をあて、今一度ブラッシュアップすることでより作品の完成度が増すのではと思います。

戯曲を書きあげるという大変地道で、かつ孤独との戦いを重ね、金城哲夫は多くの人々に夢と希望を与えてきました。生みの苦しみは、やがて夢と希望を観客に与えることの出来る、この上ない素敵な喜びに変わります。入賞作品に限らず、今回応募くださった作品が、作者自身の思いや信念を決して曲げることのない範囲で、多様な角度からの見直し、練り直しを重ね、多くの観客の共感と感動を呼ぶ戯曲として、今後上演されていくことを希望致します。

新垣 敏(審査委員)

全国からの応募で創造性にとんだ脚本が30本以上もあり驚きです。読む度にくすぐられ掻き立てられる感性、ほとんどが演ずる役者の負担を抜きに自由に書かれたのだろうと想像します。
タイムスリップもの、オキナワと沖縄、ガマといくさ、チャンプルークラシックストーリー、内面に潜む真実と偽り描写、ミステリアスとユーモア、定番のキジムナーもついにスマホSNSを使うまでになったのかと。
時空と登場人物設定、起承転結などの概念にとらわれず繰り出されるセリフの宝石箱の中から隠し味を創造しながら、最後の作品を選ぶことの難しさ。正直、選考委員として今回も眠れない夜が続きました。
大賞の「星空の秘密」、関西弁のセリフ仕立てドタバタ展開にとまどいながらもセピア色した沖縄海洋博時代の風景を思い出しながら読ませてもらいました。南風原のうみんちゅ具志堅星人、九州で事業主(ぬし)をしている地元(沖縄)の有力者、壺ヒーロー「ウフアミー」など奇想天外キャラと仮想現実がチャンプルーになり、重くなり過ぎない沖縄戦のシコリを垣間見た印象です。脚本のスリム化は否めないが逆にキャラを前面に舞台化してみると楽しめる作品なのではないでしょうか。
「鉄ぬ世」は、大昔を行き来するタイムスリップもの。過去と近世、単なる塊としての鉄の対局にある時代の塊、ふたつの自分、揺るがないマブイ、鉄が人を支配するのか、人の心が悪の道具に変えるのか、「繋がる」ことに意味合いを持たせた作品だと思う。最終選考に残った作品のひとつとして舞台化を期待します。
「妖火日」老人介護施設を背景にウチナーの歴史や社会的政治的背景をも描写させ読み手に一石投じるテーマ性のある作品かと思います。スーヤヌパーパー、ウンタマギルー、アンダケーボージャーはなつかしいですね。
「心霊ツアーIN沖縄」観光目的だけではなくパワースポット目当てに沖縄を訪れる多くの方がいますが、悲しい歴史が染みこんだこの土地を知り、実際にウタキやグスク、ガマの空気や匂い、訴えを感じたあとで読み直すと、より作品の深いテーマがみえてくるのかと思います。
最後になりましたが、応募して下さったすべての皆様には、敬意と感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

親泊 賢次(審査委員)

大賞そして佳作を受賞された3作品はどれも魅力的な作品です。心から沢山の人に観劇して欲しいと思える旨を重点に置きながら選考させていただきました。それぞれに自評を述べたいと思います。

大賞受賞作品「星空の秘密」
魅力的な登場人物や設定の上手さ、的確なト書き。拝読中はまるで上演中の舞台を観劇しているようで役者の表情や声まで聞こえてくるようでした。とても良い脚本で構成力の確かさやセンスの良さを感じます。
14歳の少女がある少年との出会いをきっかけに成長していく姿を三世代に渡る家族関係を絡めながら優しく丁寧にユーモアを交えながら描いています。
過去から学び目先の事象だけに囚われず前向きに生きる為に大切なモノは何なのか。
作品に落とし込まれたテーマやプロット自体が、故・金城哲夫氏への愛情溢れるオマージュになっていることも感慨深く感じました。沢山の人々に観て欲しい作品です。

佳作受賞作品「妖火日」
笑いあり、涙あり、風刺ありと今回の公募作品の中で突出して沖縄らしさが満載で本当の沖縄の時間が流れていると感じさせてくれる良く出来た脚本です。ほとんどの会話が沖縄の島言葉である沖縄口で語られていることに作者の熱い思い、今の時代においてこの作品の存在意義を強く感じます。琉球から大和世、アメリカ世から日本復帰と幾つもの世を生き抜いてきた先人達の逞しさや優しさ、ユーモアに満ちた精神の尊さやそれを受け継いでいくことの大切さを思い出させてくれる作品です。説明的な台詞や描写が少し気になるので人間の持つ躍動感や生々しさを生かせるエピソードを盛り込めたら対比が効いて更に良くなると思います。

佳作受賞作品「鉄(くるがに)の世」
この島に産まれ生きていることの意義、国家と個人の関係性、現実を歪んだ世界へと変えてしまう戦争そして愛。長く世界中で描かれ続けている普遍的なテーマであるにもかかわらず沖縄が舞台である事でそのテーマは更に深みを増し鮮烈な印象と感動を与えてくれる作品になっています。プロットに仕込まれたシンプルで骨太なテーマ、その力に翻弄されながら生き抜く主人公達の姿は現実世界の理りのなかで翻弄されながら生きている私達そのものだからでしょう。
舞台脚本としては洗練さが足りない部分も感じますがそれさえも世界観を構築する手段としてあるのでは?と感じるほど戯曲作品としての魅力が充分にあり、たくさんの可能性に満ちた作品だと思います。

受賞の言葉

受賞のことば
大賞 「星空の秘密」

山中 基義

一月二十五日。この日はぼくの誕生日です。その日に金城哲夫のふるさと沖縄・南風原町脚本賞大賞受賞の電話連絡を頂きました。こんなに大きな誕生日プレゼントをいただいたのははじめてです。審査をして下さり、選びだしていただきました多くの皆様方に本当に感謝いたします。
ぼくの書いた「星空の秘密」という物語は沖縄出身の両親を持つ主人公の女の子が関西育ちで、なかなか沖縄に馴染めないのですが、異形の者を含む様々な沖縄の人々に触れ、時に沖縄の歴史を肌で感じてゆく物語です。正直勉強不足な所もありますので、もし上演される際は南風原町の皆さんのアイデアを盛り込み、素敵な作品に生まれ変わらせてほしいものです。

佳作 「妖火日(ようかびー)」

宮城 淳

子どものころ夢中になって見たウルトラマンの作者金城哲夫さんが、沖縄県の出身で、しかも自分と同じ玉川大学の大先輩であったことに何ともいえない思いがしています。このような機会を作っていただいたことにとても感謝しています。
「妖火日」は、三十年あまり前にぐそーにいってしまった私の祖父となきあきらとの合作です。祖父が残してくれた小さな脚本を劇中劇のように使わせてもらいました。
この劇を作るに当たって、うちなーぐちでやりたいという思いが強かったです。そして、辺野古に座り込んでいる人たちが元気になってくれればと、そう思いました。
佳作をいただいたことに勇気をもらって、次はもっと、良い作品をと考えています。

佳作 「鉄ぬ世」

近本 洋一

金城哲夫氏の名を記した賞で評価が頂けたことを大変光栄に思います。この南風原町には琉球王朝に繋がる伝統と、激烈な沖縄戦の記憶が刻まれており、近年ではグスク時代の鉄器などの考古学的発見もされています。歴史に富むこの土地出身の金城氏は、その仕事で、古代神話のような原型的物語と、宇宙人すら仲間として受け入れる寛容な世界観を提示しました。そこには、古代から現代まで、海を越えてもたらされる吉凶様々な出来事を受容して来た沖縄の魂の在り方が反映されているように思います。内地出身の私が書いたマブイについての物語を評価して頂いたことで、そのような沖縄の魂を確かに描けていると認められたと感じます。嬉しい限りです。

受賞作のあらすじ

『金城哲夫のふるさと 沖縄・南風原町脚本賞』を受賞した3作品のあらすじを掲載します。執筆者自身が作品の内容を要約した文章を下記リンクからダウンロードしていただけます。

主催・共催・後援・協力団体からのメッセージ

第2、第3の金城哲夫の誕生を期待します

南風原町観光協会 会長 照屋盛夫

私たち南風原町観光協会は、脚本家「故・金城哲夫」氏を南風原町の偉人として称え、未来を担う子共達が先人の偉大なる功績を知ることで、沖縄や南風原町(郷土 ふるさと)に対する愛着や誇りを育み、新たな光を与えるものになると「金城哲夫」氏を中心にまちづくりに取り組んできました。
そこで、第2、第3の金城哲夫が誕生することを期待し、氏のふるさと南風原町から新たな人材や作品を発信してくため、『金城哲夫のふるさと沖縄・南風原町脚本賞』を全国公募で行います!また、選考された脚本は、将来舞台化等のさまざまな取り組みを行なっていくことで、次世代に繋げることができれば、いまだ超えることができていない「金城哲夫」をいつの日かこえる脚本家が現れることを楽しみにしております。

金城哲夫氏の脚本賞開催を誇らしく思います

南風原町 町長 城間俊安

この度は「金城哲夫のふるさと 沖縄・南風原町脚本賞」の開催、誠におめでとうございます。
また、本町の魅力が存分に発信されるよう本脚本賞の企画・運営あたる町観光協会、円谷プロダクション様に対し、心より感謝申しあげます。
さて、本町の偉人であります金城哲夫氏の名を冠した脚本賞が開催されることは、本町としても大変喜ばしく、また誇らしく思います。
応募される皆様におかれましては、この機会に是非とも金城哲夫氏のことを深く知っていただき、その上で金城哲夫氏を超える才知溢れる作品が生まれてくることを期待しております。

新しい才能に出会えることを期待しております

株式会社円谷プロダクション 代表取締役社長 大岡新一

円谷プロ初代企画文芸室長・金城哲夫さんの類稀なる発想力で構想された「ウルトラQ」「ウルトラマン」の放送から、今年で50年を迎えました。金城さんの“発明”ともいうべき<構成と脚本>は、シリーズの礎であり要と考えております。氏の功績を称えた脚本賞を、故郷・沖縄県南風原町と弊社とで同時に創設します。南風原町主催「南風原町・脚本賞」は沖縄がテーマの舞台劇を課題にされ、沖縄の文化や魅力の継承のためにも意義深いものです。弊社主催「金城哲夫賞」は映像作品を課題とし、「ウルトラマン」を生んだ創造力を超えるような才能を発掘して日本映像文化の未来のため邁進いたします。新しい才能に出会えることを期待しております。

審査員からのメッセージ
多くのクリエイターに勇気を与え続ける金城の夢

映画監督 真喜屋力

金城哲夫が「ウルトラマン」を作り出したという事実を知った時、僕は沖縄の人間として誇りに感じました。でも、それ以上に金城哲夫が多くの栄光と決別し、生まれ故郷の南風原町から、新たな物語を紡ぎ出そうとして、もがき苦しんでいたと知った時に、心が震えました。彼のそんな夢は、今では多くのクリエイターに共有され、勇気を与え続けているのではないでしょうか。金城哲夫の意志を継ぐような新たな創作や人材が、この企画から世界に羽ばたいていくことを期待しつつ、今年も審査を楽しみたいと思います。

現代の喜怒哀楽を豊かに孕んだ作品を期待

舞台演出家 富田めぐみ

金城哲夫の存在を知ったのは大人になってからのこと。子どもの頃に熱狂したウルトラマンの脚本家のひとりが沖縄出身と聞いて驚き嬉しかった。彼の作品は、ドラマチックな展開でエンターテイメントに徹しながら、根底にとても大切なメッセージを感じる。友情、寛容、自然への畏怖・・・また、沖縄人の悲哀をさりげなく込めていたという見方もある。あなたの伝えたいことは何ですか?現代の喜怒哀楽を豊かに孕んだ作品を期待!

沖縄から生まれる脚本との出会いにワクワクしています

国立劇場おきなわ 芸術監督 嘉数道彦

沖縄芝居ファンだった私が、少年時代、半信半疑で、新作の沖縄芝居の舞台へ足を運び、鑑賞した演目は、「一人豊見城」(作・金城哲夫)。従来のスタイルとは異なった斬新な芝居の中、沖縄独自の人情や明るさ、たくましさが散りばめられた舞台に、新しい作品が沖縄芝居として呼吸していること、新作を新作と感じさせない名作に、大変感銘を受けました。
御縁があり、今回新たな脚本の数々と出会う機会に恵まれました。現在だからこそ誕生する作品、今日ここ沖縄から生まれる脚本との出会いに、私自身、とてもワクワクしています。

右脳カラータイマーを止めることなくペンをとって

黄金森劇団 新垣敏

白黒テレビが普及し始めたドル時代、怪獣と戦うウルトラマンに興奮し星空を眺めてはM78星雲がどこにあるのか想像した昭和世代の一人として哲夫氏の血潮に思いをはせながら、迷走の中に埋もれそうになっている沖縄を
元気にしてくれる多くのライターからの応募を待っています。いつも葛藤や屈辱さいなまれてきたオキナワ、再生爆発する生命力と、明るい夢と希望を秘めたクンチグワーアイランドのために、ペンをとって下さい、右脳カラータイマーを止めることなく。

「今を生きる」皆さんに紡げる物語あるはず

黄金森劇団 親泊賢次

半世紀も前に、故・金城哲夫氏は円谷プロで魅力的な作品を執筆し続け、ユニークな発想と企画力を持つ彼は脚本制作の中心的存在であり全体を束ねる手腕を発揮していました。
「大切な物を守るために。」SF的要素や特撮を用いた表現の向こう側に当時の現実世界をしっかりと見据えながら...。絶えず変遷する世界で「今を生きる」皆さんだけに紡げる物語があるはずです。御健闘をお祈りしています。

関係者からのメッセージ
金城哲夫さんと私

監督・脚本家 飯島敏宏(千束北男)

金城哲夫さんと私は、50年ほど前、テレビで出会い、ともに脚本修行をした仲間です。「ウルトラQ」「ウルトラマン」では、円谷プロの企画文芸室長として全ての脚本に関与、私の筆名千束北男の命名者であり、合作もした間柄です。空想科学作品のみか、「純愛シリーズ」「泣いてたまるか」など、シリアスドラマ、喜劇、さらに沖縄芝居にも作品を遺す作家でした。

「金城哲夫のふるさと 沖縄・南風原町脚本賞」によせて

脚本家 上原正三

直木賞を取るために帰郷した金城哲夫が題材に選んだのは南米移民だ。母のツル子さんはペルーからの帰国子女であった。南風原町は移民が多いと語っていた。金城は異国に渡った移民たちの生き様を書こうとしていた。それはとりもなおさず母への思いであり、海を渡った南風原の人々への畏敬の念でもあったと思う。ウージ畑で空を見上げながら異国で暮らす人々の喜怒哀楽を想像したであろう。そんな思いの詰まった小説を読みたかった。

いまだに全国からファンの方が見学に来られます

松風苑 支配人 金城和夫

兄が亡くなってから40年もの長い年月が経ちましたが、いまだに、全国からファンの方が書斎の見学に来られます。50代の方が数多く訪ねて来られ、兄の作品から、ともて大きな影響を受けましたと話されて、合掌されたり、涙ぐんだりする方もおられ、案内する私がびっくりする事があります。今年2月に、劇団民藝で「光の国から僕らのために」金城哲夫伝の公演が10日間東京で上演され、素晴らしい演出で感激しました。
是非、沖縄で再演をとお願いしている所です。

金城哲夫のふるさと 沖縄・南風原町脚本賞

女優・コーディネーター 桜井浩子

本年2016年は「ウルトラQ」「ウルトラマン」の放送から50年を経た節目の年であります。
この記念すべき年に、ウルトラマンシリーズの創世期の立役者の一人、
我らが金城哲夫さんの賞が、設立される!とのこと。
しかも、金城さんの故郷、南風原町にて!何と素敵な事でしょう!
金城さんのような才能を、若い皆さんが大切に育みながら、次世代に繋いでいって下さることを心よりお祈り申し上げます。

金城を継ぐ才能が発掘されることを切望する

金城哲夫研究会 代表 佐藤文彦

40年前、宇宙の彼方へ旅立つように昇天した脚本家の金城哲夫。沖縄出身ながら東京の円谷プロの企画文藝室長というポストにあった金城は、『ウルトラマン』をはじめ、多くのファンタジー作品をつくった。これらの作品が50年を経過しても色褪せず現代の子供達も熱狂させるのは、未来を見つめつつ作ってきた金城をはじめとした当時のスタッフやキャストたちの先見性があったからに違いない。
その後沖縄に戻った金城は、琉球時代を題材にした舞台やラジオドラマを数多く手掛け、今度は沖縄から本土や世界への発信を試みた。
「金城哲夫のふるさと 沖縄・南風原町脚本賞」では、金城を継ぐ才能が多く発掘されることを切望する。

沖縄の元気力

ジャーナリスト 森口豁

沖縄は今、大変元気が良い。
「オール沖縄」に象徴される新基地建設への抗いは、文字通り「島ぐるみ」だ。 諸悪の根源である軍事基地が無くならない限り、この「元気」は元気であり続けるだろう。
《うちなーんちゅ うしぇーてぃないびらんどー》
翁長雄志県知事が発したこの言葉は、ヤマトからの差別に立ち向かう沖縄人の魂の警鐘だ。
そして「元気」のもう一つは、文化に関して。沖縄島からは、いま多くのアーティストや表現者たちが自己表現の発信に忙しい。音楽、演劇、絵画に写真・映像から小説や詩歌の世界まで…。「沖縄人であることを」を隠して生きた、あの鬱屈した時代からの大反転である。時空をこえて羽ばたく「琉球」の、なんと眩しいことか。
金城哲夫脚本賞が、その琉球文化の土壌を耕し続ける者たちの精神の支えとなるであろうことを、僕は信じて疑わない。

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受賞作発表ならびに記者会見・授賞式の開催

『金城哲夫のふるさと 沖縄・南風原町脚本賞』は全部で36作品のご応募をいただきました(うち沖縄県内からの応募21作品、県外からの応募15作品)。厳正な審査の結果、下記の3作品が受賞作に決定しました。

今回の脚本賞が、金城哲夫に続く新しい才能の発掘につながることを期待します。受賞作については出版や舞台化などを進めて普及を図ります。
 
『金城哲夫のふるさと 沖縄・南風原町脚本賞』受賞作
名前 住所 年齢 職業・学歴 作品タイトル
大賞 山中 基義 兵庫県 51歳 自営業 星空の秘密
佳作 宮城 淳 沖縄県那覇市 63歳 小学校非常勤講師 妖火日(ようかびー)
佳作 近本 洋一 沖縄県中頭郡北中城村 41歳 作家 鉄ぬ世(くろがねぬよ)
 
2月25~26日に南風原町公民館にて開催された『ウルトラマンライブ Peace of the Earth2016-2017』の会場でも、受賞作の報告が行われました。
記者会見ならびに授賞式は、2月28日(火)に金城哲夫氏の生家である「松風苑」にて、受賞者・審査員のほか関係者多数を集めて開催します。
 
『金城哲夫のふるさと 沖縄・南風原町脚本賞』受賞者発表記者会見
【日時】平成29年2月28日(火) 17:00~17:40
【会場】松風苑(南風原町津嘉山1384)離れの部屋
 
『金城哲夫のふるさと 沖縄・南風原町脚本賞』授賞式
【日時】平成29年2月28日(火) 18:00~
【会場】松風苑 2階 大広間
 

受賞作発表ならびに記者会見・授賞式の開催

『金城哲夫のふるさと 沖縄・南風原町脚本賞』は全部で36作品のご応募をいただきました(うち沖縄県内からの応募21作品、県外からの応募15作品)。厳正な審査の結果、下記の3作品が受賞作に決定しました。

今回の脚本賞が、金城哲夫に続く新しい才能の発掘につながることを期待します。受賞作については出版や舞台化などを進めて普及を図ります。
 
『金城哲夫のふるさと 沖縄・南風原町脚本賞』受賞作
名前 住所 年齢 職業・学歴 作品タイトル
大賞 山中 基義 兵庫県 51歳 自営業 星空の秘密
佳作 宮城 淳 沖縄県那覇市 63歳 小学校非常勤講師 妖火日(ようかびー)
佳作 近本 洋一 沖縄県中頭郡北中城村 41歳 作家 鉄ぬ世(くろがねぬよ)
 
2月25~26日に南風原町公民館にて開催された『ウルトラマンライブ Peace of the Earth2016-2017』の会場でも、受賞作の報告が行われました。
記者会見ならびに授賞式は、2月28日(火)に金城哲夫氏の生家である「松風苑」にて、受賞者・審査員のほか関係者多数を集めて開催します。
 
『金城哲夫のふるさと 沖縄・南風原町脚本賞』受賞者発表記者会見
【日時】平成29年2月28日(火) 17:00~17:40
【会場】松風苑(南風原町津嘉山1384)離れの部屋
 
『金城哲夫のふるさと 沖縄・南風原町脚本賞』授賞式
【日時】平成29年2月28日(火) 18:00~
【会場】松風苑 2階 大広間
 
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記者会見の動画を公開しました

 

 

平成28年7月7日(木)に南風原町役場で開催された「金城哲夫のふるさと 沖縄・南風原町脚本賞」の記者会見の模様を動画でお届けします。

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琉球絣 平成27年度後継者育成事業 募集のご案内

琉球絣事業組合では、琉球絣の伝統を受け継ぐ技術者の育成に取り組んでいます。平成27年度の「後継者育成事業」の募集が始まるのでお知らせします。
募集期間は平成27年6月1日~12日です。くわしくは下記の募集要項をご確認ください。

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『南風原町ヒーロー脚本賞』受賞発表

 

「金城哲夫生誕75周年記念事業 南風原町ヒーロー脚本賞」は厳正なる審査の結果、下記の4作品を受賞作として発表いたします。
2015年2月21日より募集が始まり、同年5月31日に締め切られるまでの間に、全13作品の応募がありました。飛び安里の魅力ある物語を創造し沖縄そして日本のヒーローとして広めていこうという本賞の目的にふさわしく、いずれも素晴らしい力作揃いでした。応募された皆さまの熱い想いが原稿用紙から伝わってきました。
受賞された4作品それぞれについての講評は、後日くわしくまとめて発表いたします。応募者の皆様、そして様々な形でご協力いただいた皆様、ありがとうございました。皆様のご尽力を無駄にしないよう、受賞作品の出版や演劇の上演など今後に活かしてまいります。

受賞者名簿

 

講評

赤嶺 政信(審査委員長)

 南風原町観光協会の方から「南風原町ヒーロー脚本賞」の審査委員への就任依頼を受けたときは、演劇や脚本の審査などに関わったことは全くないので、「専門外だから」とお断りをした。2回目に話がきたときには、時代考証の部分をお願いしますという話になっており、私の専門は歴史学ではなく民俗学なのだが、時代考証ならお役に立てるかもしれないと思い、引き受けることにした。
関連資料が極端に少ないなかで応募する人はいるのだろうかと思っていたので、13件という応募件数の多さに驚いた。初回の会議で13本から5本に絞り込む作業をしたが、自分と他の3名の委員(演劇の専門家)との間に大きな意見の相違がなくて一安心した。
優秀賞の「飛べ若人!夢をつかめ!」は、「飛び安里」が生きた時代ではなく現代の高校が舞台という異色な作品だが、比較的数の多い登場人物をうまく絡ませながら、物語がスムーズに展開していることが好印象となった。また、「飛び安里」のチャレンジ精神を現代の若者が継承することの大切さが感動的に伝わる点も良く、そのメッセージの表現にシマ言葉が活用されているのも良いアイディアだと感じた。
佳作の「飛び安里」は、周当と源次郎との交流を軸にした話で、話の展開に無理を感じないのが私には好印象だったが、同じく佳作の「イチャリバ飛び安里」は、いくつかの点で不満を感じた。「だーる」「ジョッピー」といった若者言葉が多用されていることもあってか、全体的にギスギスとした感じが気になった。また、津嘉山の綱引き場面を登場させたのはいいアイディアだと評価できるが、描写されている綱引きが、実際の津嘉山の綱引きの内容と合わない点がいくつかあるのは残念である。
特別賞の「飛び安里」は、会話がすべてシマ言葉仕立てになっている作品である。「自由(じまま)に天飛」、「天飛ぶる夢(いみ)」といった気になる用法もあったが、シマ言葉は概ね正確に用いられていると判断でき、この作品が将来的にシマ言葉の継承に役立つ可能性があることを評価した。さらに、周當のたゆまぬ努力と、家族や周囲の仲間の協力によって夢が実現していくという筋書きは感動的であり、津嘉山の大綱引きの場面とそこでの周當による花火打ち上げの場面を導入しているのは、地元性をアピールするのに効果的だと感じた。

富田 めぐみ(審査委員)

 優秀賞の「飛べ若人!夢をつかめ!」は、”飛び安里魂”を最も感じた作品。伝えられてきた飛び安里エピソードを戯曲に練り込んだ応募作が多い中、現代の青春群像劇が受賞となった。困難を仲間や家族と乗り越えていく姿、チャレンジ精神が飛び安里と重なる。演劇部の設定、起承転結に富んだ物語運びが見事。劇中劇で切り取った飛び安里ストーリーの分量、ウチナー口のバランス、台詞の練り上げ等を若干要するかと思うが、舞台化を期待する。
佳作の「イチャリバ飛び安里」はタイムスリップもの。周當(飛び安里)と現代から来た勇樹の会話が続く中、バジル・ホールが登場する。時代考証では疑問だがカタコト英語のユニークな場面になっている。ドラマチックな出来事ではなく、台詞で進める本作のような場合、より魅力的な人物像や台詞、フィクションとノンフィクションのバランスなどが問われる。特産のヘチマや綱引きなど、南風原地域の話題が多く盛り込まれた点は評価したい。
もう1点の佳作「飛び安里」は舞台イメージが鮮明な作品で、場所、季節、人物の衣装や髪型、美術、小道具などが具体的に示されている。周當が、花火師の仕事に真摯に向き合い、苦悩し、仲間や家族と共に困難な仕事を成し遂げていく過程が丁寧に描かれ、「飛ぶ」という大きな夢に対しても誠に真剣であることの証になっている。クライマックスの飛行シーンが、周當の独白によって説明調になっているところが惜しい。
特別賞の「飛び安里」は、全編ウチナー口の台詞。100ページに及ぶ作品中の漢字にはウチナー口の読み仮名が添えられ「次世代に正しいウチナー口を継承したい」という思いも感じられ感銘を受けた。家族や友人によって微妙に使い分けられる敬語・謙譲語やウチナー口独特の言い回しから、当時の関係性、コミュニティーの姿、哲学などたいへん豊かな時代性が感じられる作品。舞台転換が唐突な暗転・明転なのが残念。ウチナー口ネイティブ世代の旺盛な創作意欲に感服。
初めてのヒーロー脚本賞募集に、コメディー、ファンタジー、サスペンス・・・と多様な表現で多くの応募があったことはとても喜ばしい。今回、惜しくも入選を逃した作品の中にも、光るアイディアやキャラクターが見られ、人形劇やアニメーション映画にすると面白いかもしれないという作品もあった。応募者の年齢や職業も様々で、まだまだ多くの才能が花開く可能性があることを感じた。
偉大な脚本家・金城哲夫を輩出した南風原町で生まれた脚本賞を機に、次世代の脚本家の誕生、育成に期待したい。

真喜屋 力(審査委員)

 ライト兄弟よりも先に空を飛んだという歴史のヒーロー「飛び安里」の伝説をテーマに書かれた13本の力作に目を通した。そのほとんどが、当然ながら「飛び安里」本人の歴史的なストーリーを主軸に進行していた。
一方、優秀賞を受賞した国吉氏の作品『飛べ若人!夢をつかめ!』は、現代の高校生たちを主人公に設定し、彼らが『飛び安里』の演劇を演じるまでの姿を描いた現代の青春ドラマとして再構築されている。もちろん、そのユニークさが評価の対象になってはいるが、それは諸刃の剣でもあり、評価が割れた部分もそこにあった。しかし、他の作品と比較しても、『飛び安里』のもっとも魅力的な要素である〈飛ぶ〉という瞬間の高揚感がきっちりと描き出されており、素朴ではあるが現代のヒーローを描き出していたと言えよう。金城哲生誕記念ということもあり、県内外を問わず上演も期待できる、魅力的な作品として可能性を感じさせるものであった。
佳作となった村上氏の『イチャリバ 飛び安里』は、現代の子どもがタイムスリップして、飛び安里に空を飛ぶヒントを与えると言う作品。リアルな会話が突出して魅力的だったが、物語展開にムリな部分が多く、タイトルにもある『イチャリバチョーデー」というテーマも、具体的なエピソードがないままで、とってつけた感じになったのが大きな減点となった。また、長所のはずのセリフ回しに頼りすぎた感じがあり、アクションやエピソードがものたりない、密度の低い冗長な作品になってしまったのが残念だ。
もう一本の佳作、栄野川氏の『飛び安里』はクライマックスの飛行シーンが魅力的だった。しかし、飛ぶまでの盛り上げが成功していたかと言うと疑問点はある。さまざまなエピソードを工夫しているのだが、説明的なセリフが多く、ラストシーンまでが間延びしてしまっていたのが残念な一本だった。
さらに新垣氏の『飛び安里』は、全編を方言で執筆したということで特別賞を設定させていただいた。挑戦的な試みと、今後のコンテストでも同様の手法が生れてくることを期待しての受賞である。

新垣 敏(審査委員)

 応募13作という数は多くの皆様の関心の高さと興味をもって頂いた証拠であり、どの作品も飛び安里が書かせたであろうごとく強い意気込み気迫が感じられ、それが脚本の表情ある文字に表れていました。時には驚き笑い心をくすぐり、奇想天外な感性バトルの作品選定には審査委員として心躍るものがありまた。熱心に時代背景や史実に固執するあまり説明的な箇所も多少ありましたが、セリフ仕立て創作台本の難しさへ挑戦したという意味でどの作品に対しても称えたいと思います。
優秀作は高校演劇部員同士が「イキオイ」と「なんとなく」の両風船をはらんでいるかの様に、はじけそうで、そうならないもどかしさの印象もありましたが、次第に飛び安里神話のパズルに翻弄され、ぶつかりあっていく中で夢を膨らませていくイマ風の若者たちが投影されていたかと思います。劇中劇をとおして若人の夢をどう舞台表現されるのか新鮮味をもって期待したい。
佳作「イチャリバ」の少年たちが紙ひこうきを飛ばす入りは、なつかしい原風景を連想させ髙津嘉山の落とし穴にでも落ちてタイムスリップするのかと広い世界観へ希望を抱いて読んでいました。途中、キツイセリフ言葉がありましたが周当と勇樹が工夫しながら空への希望を見出すあたり、またバジルホールも登場させるワクワク感はユニークで面白い。 
もうひとつの佳作「飛び安里」は、少年期=カマド&ジロウが空へあこがれ成長とともに学問に励み努力を重ねる一方、たびたび事故にあう不運な男としての一面ものぞかせている。それでも屈せず公認の花火師として清国の船出演出を大仕掛けで演出し国王や大衆からの信頼と誇りを大成していく様は圧巻。花火師としての主役の位置付け、それぞれの登場人物もしっかり描かれ、ストーリー性もある作品かと思う。飛び安里として空から見たふるさとの描写も弁ガ岳、聞得大君がみえるといった表現は、自分も飛んでいるかの様で醍醐味感あふれる内容でありました。何よりタマシヌギタのは、あとで知った作者の年齢が81才ということ。物語、芝居仕立て、登場キャラ、構成展開など、大先輩に対してではありますが人間の感性は無限に一生成長し続けることに共感し、個人的に称賛の泡盛酌み交わしながらウチナー談義に酔いしれたいものであります。
特別賞作品は唯一全編ウチナー口で書かれた作品で作者の郷土愛シマーグワーへの気概、情熱、チムドンドン指数があがり称賛に値するものです。舞台作品のひとつとして郷土劇風にアレンジできる可能性を秘めた作品ではないかと思います。

募集要項

1.主旨

沖縄県「南風原町」には数多くの伝説が残されています。与那覇の『浦島太郎伝説』、宮城の『天女の羽衣伝説』などその場所に残る史跡とともに親から子へ、子から孫へと代々伝えられてきました。その中でもより人々の心に色濃く残る「飛び安里」。200年もの昔、「鳥のように空を飛ぶ」ことに夢とロマンをかけ、ついにはその夢を叶えた男の物語です。南風原町ヒーロー脚本賞ではその男を顕彰し「飛び安里」の脚本を募集、それを子供や一般に広く演じてもらうことを通して、情熱を燃やし、夢を叶えるため決して諦めない心の強さ、未来への希望をもつ大切さを後世に伝えていきたいと考え、実施します。

2.形式

ジャンルは舞台劇とし、一般が広く上演できるものとする。

3.応募条件
  1. ①県内在住のプロ・アマチュア/年齢を問わず応募できます。
  2. ②応募作品は公序良俗に反しないものに限ります。
  3. ③応募作品数は1人1点とします。
  4. ④各賞に選ばれた場合、授賞式に参加していただきます。
4.募集内容

日本語又はウチナーグチによる「飛び安里」のオリジナル舞台演劇脚本。作品は上演時間60分程度の作品とします。フィクション・ノンフィクションは問いません。尚、舞台化にあたり脚色を加える可能性があります。ご了承ください。

5.応募形式

日本語又はウチナーグチによる脚本形式かつ未発表のオリジナル作品に限ります。字数は、400字詰原稿用紙100枚程度とします。ワープロ・パソコン原稿は20字×20行で、無地用紙に印字すること。作品には表紙にタイトル、枚数、氏名、年齢、住所、電話番号を明記し、2枚目に400字以内のあらすじを添付すること。原稿は縦書きとし、右肩を綴じ通し頁番号をふり、下記の宛先に郵送。

6.応募開始

2015年2月21日(土)

7.締め切り

 2015年5月31日(日)当日消印有効

8.発表

2015年 7月末

9.審査員

赤嶺 政信(琉球大学法文学部国際言語文化学科教授)
真喜屋 力(映画監督)
富田 めぐみ(舞台演出家、ラジオパーソナリティなど)
新垣 敏(黄金森劇団) (※順不同)

10.賞金

優秀賞  10万円(1点)
佳作     3万円(2点)

11.お問い合わせ・送付先

〒901-1112 沖縄県島尻郡南風原町本部158
一般社団法人南風原町観光協会
TEL:098-851-7273 FAX:098-851-7109
ホームページ:http://www.haebaru-kankou.jp/

12.主催

一般社団法人 南風原町観光協会

13.後援

南風原町、南風原町教育委員会、南風原町商工会、株式会社琉球新報社、株式会社沖縄タイムス社、琉球放送株式会社、沖縄テレビ放送株式会社、琉球朝日放送株式会社 (※順不同)

14.著作権

受賞作品の著作権及び上演権は、主催者に帰属します。

15.注意事項

選考及び結果に関わる問合せについては返答しません。
要網に従わない作品については選考の対象外とします。
応募提出物は返却しません。

飛び安里とは

琉球王朝時代の鳥人=「飛び安里」

安里周當(あさと しゅうとう)は、琉球王家に代々つかえた花火職人の三代目です。首里鳥堀に生まれ、安里家の養子となって花火師の仕事を受け継ぎました。危険な火薬を扱う花火師は最先端の科学者として尊重された時代で、裕福な家系であったようです。
1800年に中国からの使者(冊封使)を迎えたときには、「松竹梅」の文字が現れる仕掛け花火を識名園で披露して、尚温王から褒章を受けました。
空を飛びたいという夢をいだき、飛行実験を繰り返した人物でした。大空への挑戦を続けた彼は、やがて「飛び安里」と呼ばれるようになりました。

南風原町の高津嘉山から飛行に成功

飛び安里はさまざまなタイプの飛行機を試作しましたが、はじめは失敗続きでした。改良に改良を重ねたのち、やがて鳥のように翼を羽ばたたかせる機体をつくりだしたと言われます。現代ではオーニソプターとよばれるタイプの飛行機です。数本の弓を支柱に取り付け、その上に翼を配置しました。強力な弓の弾力を補助として、脚力で翼を上下させたと伝えられています。(『資料集 飛び安里』より) 

ただし実際には羽ばたき機能はほとんど利用されず、大きな翼で風を受けることでグライダーのように滑空したのではないかと想像されています。翼幅9mにもなる大型の機体で、骨組みは軽くて丈夫な真竹が主材料でした。南風原町の高台である高津嘉山などの場所から飛行したとの言い伝えが残っています。

 
1999年には南風原町の町おこしグループが復元機で飛行。

飛び安里の機体は、1915年ごろまで子孫の家で保管されていました。しかし経年劣化や火事による消失で、機体も設計図も現在は残ってはいません。
やがて大正時代に飛び安里の存在が新聞で紹介されて以降、研究書や新聞記事などを通じて沖縄県民や航空関係者の間で「飛び安里」の名が少しずつ知られるようになりました。
さらに飛び安里が大きく注目を集めるようになったのは、1987年に沖縄三越で開催された「世界の鳥人 飛び安里200年展」がきっかけです。沖縄の偉人として再評価が始まりました。

1999年には南風原町の町おこしグループ「すきです南風原・夢・未来委員会」が、飛び安里の機体の想像図面をもとにして実物サイズのレプリカを製作し、実際に有人飛行に成功しました。同グループが2002年に製作した2分の1サイズのレプリカは、南風原町役場の1Fロビーに現在展示されています。

 
人類の有人飛行記録について。

人類の歴史上、大空への挑戦者はたくさんいました。後ウマイヤ朝のイブン・フィルナスによる飛行実験(9世紀後期)をはじめ、空を飛ぼうとした人物の話は数多くありますが、本当に飛べたと断定できる証拠はありません。明確な記録があるものとしては、1783年にフランスのモンゴルフィエ兄弟が熱気球を使って公開実験したのが、人類初の有人飛行とされています。
 

日本では、備前の国(現在の岡山県)の表具師である浮田幸吉(別名『鳥人幸吉』)が、1785年に自家製の飛行機で空を飛んだと言われていますが、これも伝承が残っているのみです。

飛び安里が初飛行したといわれる時期については「1780年」「1787年」など諸説あり、はっきりしません。もしも飛び安里が1780年に飛行に成功したのなら、モンゴルフィエ兄弟よりも早く、世界で初めて空を飛んだ人であった可能性もゼロではありません。
 

その後、1849年にイギリス人のケイリーがグライダーによる有人飛行に成功します。ドイツ人のリリエンタールはグライダーで2000回以上もフライトして有人飛行の実用化に道を開きました。1903年にはアメリカのライト兄弟が、エンジン付き飛行機で初飛行します。彼らの技術はたくさんの後継者によって受け継がれ、現代の航空機産業が発展しました。
残念ながら飛び安里の飛行技術は受け継ぐ者がなく、歴史の中に埋もれてしまいました。しかし飛び安里の功績と精神は、決して埋もれさせてはならないと思います。私たちの世代、そして私たちの子供の世代へと、飛び安里の夢とロマンと冒険心を伝えていきましょう。

 
「周冨」「周當」「周祥」、どれが本当の「飛び安里」?

飛び安里の機体や道具などは大正時代まで、図面は昭和初期まで残っていたことから、飛び安里が飛行機づくりに挑戦したことは間違いありません。飛行に成功したとの言い伝えも多数あります。しかしながら本当に飛んだのかというと、時代的・地域的な制約から、確実な記録は残っていないのが実情です。(ただし飛び安里への注目がもっと高まれば、埋もれていた新証拠が今後発見される可能性もあります。)

 

じつは「飛び安里」と呼ばれた人物についても諸説あります。安里家ニ代目の安里周冨(しゅうふ)が飛び安里であるとの説、三代目の周當(しゅうとう)だとする説、四代目の周祥(しゅうしょう)だとする説が存在します。
現在では、安里家の子孫による調べによって、三代目の周當が飛び安里であるとの説が有力視されています。
インターネット上には、周當と周祥の親子二代にわたって飛行に挑戦したと記載しているサイトもありますが、それはあくまで想像上のお話です。
 

飛び安里の性格や暮らしぶりも、飛んだとされる年代・場所も不明確なところがたくさんあります。でも、だからこそ歴史的な事実にしばられることが少なく、物語を自由につくりやすいと言うこともできます。脚本賞に応募するにあたっては、キャラクターやストーリーをさまざまに肉付けして、魅力あるヒーローとして新たな飛び安里像を創造してください。

参考資料

 

飛び安里に関する文献や外部サイトへのリンクなどを集めました。応募用の脚本をつくる際の参考資料としてご利用ください。

 
資料展示・記念碑・書籍・絵本など

飛び安里の飛行機模型(2分の1スケールのレプリカ)
南風原町役場1階ロビーに展示されています。

飛び安里初飛翔記念碑
飛び安里が飛び立ったといわれる高津嘉山の丘の上にあるモニュメントです。

『資料集 飛び安里』
発行:「飛び安里」初飛翔顕彰記念実行委員会、価格:500円+税
代表的な資料がまとまっています。脚本を書かれる方はぜひお読みください。
→南風原文化センター受付にて販売しています。

絵本『沖縄の鳥人 飛びアンリー』
著者:儀間比呂志(版画家) 発行:海風社、発行年:2000、価格:1600円+税
※出版社サイトから注文できます。

小説『空飛ぶ表具屋』
作者:筒井康隆(新潮文庫『傾いた世界―自選ドタバタ傑作集 2』または『将軍が目醒めた時』所収)
飛び安里と同時代に空を飛ぼうとした浮田幸吉をモデルにした短編小説。飛び安里の脚本づくりの参考にもなるのではないでしょうか。

南風原のヒーローたち

ヒーローとは、子供たちに勇気をあたえて夢とロマンにみちびいてくれる存在です。飛び安里のほかにも、南風原町にはヒーローに関連する偉人やキャラクターがたくさんいます。

金城哲夫とウルトラマン

金城哲夫(1938年~1976年)は、南風原町出身の脚本家です。「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」など、ウルトラシリーズの生みの親の一人として有名です。
脚本を書いただけではなく、ウルトラシリーズをゼロから企画立案する作業の中心人物となり、ウルトラマンや怪獣などのキャラクターや物語を方向づけるのに大きな役割を果たしました。
金城たちが創造したウルトラマンは、日本を代表するヒーローとして今も活躍を続けています。

金城哲夫のドラマ脚本と飛び安里

1966年~1968年にかけてTBS系列で『泣いてたまるか』というテレビドラマが放映されていました。このシリーズのなかで金城が脚本を担当した回があります。
この回のタイトルは「翼あれば」。主演は青島幸男、監督はウルトラシリーズの演出でも知られる円谷一です。「翼あれば」は、2014年9月に南風原町公民館で上映会をしたので、ご覧になった町民もたくさんおられるでしょう。
ストーリーは、青島幸男演じる大学の研究員が人力飛行機の製作に挑戦するというものです。自転車のペダルでプロペラを回す人力飛行機に乗り、飛行テストをしては失敗を繰り返します。先輩教授に「鳥人幸吉じゃあるまいし」と怒られたり、妻に心配をかけながらも、最後には飛行に成功します。
人力飛行機に夢中となっている主人公の姿は、飛び安里にダブって見えます。飛び安里を念頭において脚本が書かれたのかどうかはわかりませんが、南風原町出身の金城哲夫が飛び安里の目指した夢を物語に込めたのかもしれないなとロマンチックな想像をしたくなります。

黄金戦隊かぼっちゃマン

南風原町の名産品をもとにして生まれたローカルヒーローです。
かぼちゃの化身「かぼっちゃマン」、ストレリチアの花の化身「ストレッチャーマン」、琉球かすりの化身「かすり姫」の3人が悪とたたかいます。
1999年に登場して以来、さまざまなイベントで子供たちを喜ばせてくれました。求人情報誌のテレビCMに出演したこともあります。2009年、惜しまれつつ活動休止しました。
まだ全国的にもローカルヒーローというものが珍しかった時代に活動を始めたパイオニア的な存在です。

南風原新伝説 飛勇人

2013年に「第一回はえるんフェスティバル」でデビューした南風原町の新しいヒーローたちです。6人それぞれが、南風原町の偉人や民話をもとにしたキャラクターです。
町内のイベントでヒーローショーを演じたり、小学校を訪れて「うちなーぐち教室」を開くなど、子供たちを元気づけ沖縄の文化を伝えるため活躍しています。

飛勇人(ヒュート)
琉球王朝時代に空を飛んだ偉人「飛び安里」をモデルにしたヒーローです。
[飛び安里のお話・津嘉山]

ビレア姫
羽衣(はごろも)をまとって空から降りてきた天女(てんにょ)をイメージしたヒロインです。
[羽衣伝説・宮城]

ユクツナ様
巨大な亀を捕まえた善綱大屋子(ユクツナウフヤク)の物語から生まれました。
[善綱大屋子伝説・宮平]

アダンマー
南風原町の昔話「アダンの実」にちなんだキャラクター。敵の女ボスです。
[アダンの実の民話・神里]

サメノリ(兄)
黄金森から発掘されたサメの歯の化石をもとにした敵キャラクターです。
[サメの歯の化石・黄金森]

サメ太(弟)
サメノリと同じくサメブラザーズの一員です。
[サメの歯の化石・黄金森]

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民泊講習会にて救命講習を実施

 
 
 
去る平成26年11月22日(土)に、民泊啓発促進事業の一環として東部消防本部(字与那覇)にて、救命講習会が開催されました。
民泊登録家庭及び一般町民にも呼びかけを行い、計13名の受講者が集まりました。
 

 

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第18回はえばるふるさと博覧会 開催のお知らせ

 

南風原町で2年に一度行なわれる大きなイベント『はえばるふるさと博覧会』が平成26年11月1日(土)・2日(日)、南風原町立中央公民館にて開催されます。

毎年大盛り上がりのふるさと博覧会。第18回となる今回は総合司会にお笑い芸人のハンサムさんを迎え、あのCMで有名なアーティストCojacoさん、大阪 天水連のみなさんを招いての阿波踊りなど、様々な企画が目白押しです!

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かすりの道20周年記念!古民家チャンプルーコンサート

 
 
 南風原町の伝統工芸品である「琉球絣」。その生産が盛んな南風原町の「照屋」「本部」「喜屋武」の3つの字を結んだ「かすりの道」が整備されて今年で20周年を迎えました。それを記念し、平成26年10月18日(土)にかすりの道に面した古民家「謝名家」にてコンサートを開催します!

 

 

 

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ついにOPEN!はえばる観光案内所!

 
 
 
平成26年10月4日、ついに「はえばる観光案内所」が字喜屋武にオープンしました。
台風の影響で危ぶまれたオープニングセレモニーも無事に開催!ビュウリーズの華やかなダンスで幕を開け、南風原町長のあいさつ、関係者によるテープカットと雨に見舞われることもなく、終えることができました。